腐女道中記

アラサーで独身で腐女子オタクなとげ子のブログ                 日々を楽に楽しく生きる為に模索中

BL小説おススメ作品(4)

太陽の下に出られないニーナの前に現れた陽の光『真夜中クロニクル』

真夜中クロニクル (プラチナ文庫)

2011年に既に発売せれていたんですが、新しく発行がなくて手にずっと手に入らなかった作品が新装版として発売されました。凪良ゆうさんって感じの、私が好きなテイストのお話しでした。太陽の下に出られないニーナ。病気のせいで普通に生きたくても、出来ないことや辛いことが多く、自分の体がコンプレックスの塊だった。そんなニーナを出会った少年の頃からひたすら一途に想ってくれる陽光に、心が少しずつほぐされて、前に進んでいく。幼少時の体験でやさぐれて、素直じゃないニーナの性格も好きだな。二人の気持ちの描写とか、引き込まれて一気に読みました。何度も読みたいと思えた作品です。

 

歪んでいるけれど、まさしくこれは純愛『さよなら、トロイメライ

さよならトロイメライ (Holly NOVELS)

はい、もう表紙の絵から儚い!まず表紙の絵に引き込まれました。そして、読んだら悲しい程切なかった。とにかく最後まで切ないし、辛い。哀しい程に受けが攻めに尽く姿が一途すぎて痛々しい。笠井あゆみさんの絵はこういう話にすごく合うなと思った。あと、美しい執事はそれだけで魅惑的。確かに純愛なんだけれど、その形がもの凄く歪である意味狂気じみている。私は切なくて重いお話しが好きなので、胸は痛むけれど、好みのいい作品に出会えてうれしいです。